(3) Rush

Rush


Geddy2




白状しましょう。
私は一時期かなりRushにはまってました。
Rushというより、Geddy Leeにはまってたといえばいいんでしょうか。
プログレッシヴロックというひとことでかたづけちゃっていいんでしょうか?

初めてRushの曲を聴いたのは大学3年のとき、ラジオで。
たまたまそのころRock Musicという授業を大学でとっていて(ちゃんとした正規の授業です)、
そのなかでRushの音楽も聴かされたのですが、そのときは「Permanent Waves」というアルバムの中でも
これまた不可思議な「Entre Nous」というのを聞かされて「?」ってかんじでした。
が、ラジオでRushの新作、「Counterparts」からの第一弾シングルの
Stick it outを聞いてぶったまげました。
これがあのRush? 格好よすぎる!
それから何年か、このCounterpartsのアルバムは私の定番中の定番だったのでした。
あのころの友人は、「Animate」のイントロを聞いただけで
「もういいよ、死ぬほど聞かされたから勘弁して~」と文句言ってましたっけ(笑)。

Rushって職人バンドみたいなもんです。
華はないです、はい。アイドルじゃないですからね。
ただし、すごい。
何がすごいってテクニックもすごけりゃ、GeddyのハイトーンなVocalもすごいし、
ライヴがね、本当にすごいんです。パイロ(花火)もすごかったですが(笑)。

誰がすごいって・・・Geddy Lee。
彼は同時に以下のことをこなします。
1)歌って
2)ベースを弾いて
3)フットペダルをふみ
4)キーボードを弾き
5)間奏でラップまでこなす
ね、人間技じゃないでしょ?
うそじゃないです、私、この目で見てますから。
あんなにMultitaskingな人、はじめてみました。

Rushはアリーナ向けのロックですが、3人編成であそこまでライブで再現できるってのはすごいです。
職人バンドで華はないし、どっちかというとかなり男性的なバンドですが
(ライヴ見に行ったら99.9パーセント男性の観客でした・・・)
結構キャッチーな曲もあるんです。
Subdivisionとか、Limelightとか、Roll the boneとか・・・

そしてこのバンドの人気ってのは北米ですごいです。
彼らの本拠地のカナダはもちろん、アメリカでもアルバム出すたびに速攻ビルボードのトップに躍り出ます。
いったい誰が買うんだ?って私なんか思ってましたが(私は買ってますよ)、
ADV475のクラスで男子学生なんかに聞くと、結構みんなRush好きみたいです。
そして長年のファンも多い。
日本での知名度って低いですよね。北米のそれにくらべると、さみしいもんです。
だからかな、日本ツアーやらないのは・・・

Geddy Leeといえば、もう20年も前になろうかというのに、
いまだにBob&Doug Mckenzieとの"Take off to the great white north"のことを言われてますね(笑)。
(Bob&Dougのマッケンジー兄弟はコメディアンで、以前カナダのSCTVでやっていた
Great White Northという人気番組に出てました。
彼らといえば、カナダ人の口癖の"eh?"を思い出します(笑))。
以前、カナダ人と同居していた私は、しょっちゅうこのTake Offの曲でGeddyをからかわれてむっとしてました・・・
ワタクシの多才なGeddyさまをからかうとは、許せん!

出すアルバムすべてが(北米では)大ヒットするRush。
駄作がひとつもないのはすごいです。
その中でも私が自信を持ってお薦めするのは:
Counterparts
Roll the bone
Signals
Presto
あたりです。

もうちょっと日本でもメジャーになってくれるといいな・・・
でも、こんな素晴らしい日本語HPもあると知って感激(笑)。

こちらが本家カナダのRushのサイトです。







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